背中のカーブと4本のスポークで背中をしっかりと支えてくれ、背中全体を包み込むような座り心地を実現したチェア。一見、スタンダードなデザインのチェアですが、細部に渡って丁寧な作り手の姿勢が感じられます。背柱と足は台形から先になるにつれて三角形へと連続的に変化する断面形状となっています。脚の接続部にはフィンガージョイントを採用しており、強度を保ちつつデザインのアクセントにもなっています。フレームのラインが繊細で後ろ姿は素晴らしく綺麗です。デザインは、「現代の日本のチェアデザインといえば「村澤」と謳われる村澤一晃。2009年度グッドデザイン賞受賞作品。