衣類や蒲団、調度品などを入れておく長持ちをソファにリメイクしています。背・座面は人工皮革を使用し、マジックテープで固定しています。日本古来の収納箱である、長持ちをソファにアレンジした大変ユニークなソファは、サイドにある取っ手を残し、長持ちの頃の名残りが伺えます。これは、上方向に引き上げ、長い棒を通し、二人で担いで移動する際に使用していたもので、ビンテージ感溢れる意匠となっています。そのままこの金具が残っていますので、現代の金物にはない、年代物の味わいがあります。桐材に拭き漆仕上げを施していると思われる塗装は、本物だけがもつ風合いとなっています。