温かみのある「ブラックチェリー材」の家具 オーダー家具BRUNCH東京目黒本店
COLUMN家具職人コラム
2022.10.17
コラム
温かみのある「ブラックチェリー材」の家具
目次
ブラックチェリーで製作する人気の家具
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CH-0156 ダイニングアームチェア
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TA-0474 引出付きダイニングテーブル
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TV-0008 TVボード
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CA-0202 リビングボード
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CH-0256 ダイニングサイドチェア
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SO-0058 木枠ソファ
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SO-0022 木枠ソファ
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TA-0809 ラウンドテーブル
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CH-0025-CV ダイニングサイドチェア
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TV-0003-LR TVボード
経年変化を楽しむ ブラックチェリー材の美しさ
ブラックチェリー材のコーディネート
ブラックチェリー材は、その美しい色・木目などにより、産地である北米で古くから高級家具の材料として選ばれてきました。
ブラックチェリー材は濃色の材として同じく人気が高いウォールナットと比べると、繊細で優しさを感じる木目を持つため、高級感と温かみを両立させた印象のお部屋になります。
ブラックチェリーというと赤味を帯びた濃い色を想像されると思いますが、家具の完成直後は比較的明るい色味をしています。陽の光が当たることで、大きく色味を変えていくブラックチェリーは木という素材の魅力を存分に感じて頂けます。
木目の主張が強く無いため、美しいフォルムの家具をよりいっそう引き立てることができます。
洗練された印象とナチュラルな雰囲気の両方をお求めの方にオススメのブラックチェリー。
ブラックチェリーの特徴
ブラックチェリー、ワイルドブラックチェリー、ワイルドチェリー
学名:[Prunus serotina]バラ科サクラ属
産地:北米の北東部 (特にペンシルバニア州)広葉樹に分類
特徴:密度が高い、重さがあるため衝撃に強い
チェリーはバラ科に分類され、日本のサクラの樹と同じサクラ属です。
植林されたものを除いた自然種は主に北半球の温暖な地域に幅広く分布しています。一口にチェリーとはいっても、ブラックチェリー、キャビネットチェリー(アメリカ)、 ヨーロピアンチェリー、ワイルドチェリー(イギリス)などと樹種が多彩です。ヨーロピアンチェリーは樹高18~24m、アメリカンチェリーは樹高30mに達し、 日本の華やかな印象の桜とは異なり、森の中で堂々とたたずんでいる印象です。
ブラックチェリー」は世界的に人気が高く、水にも強く耐久性にも優れていて、また加工性や安定性も優れていることから古くから高級家具材として利用されてきました。
BRUNCHでも多数取り扱いがされていますね。ブラックチェリーは主に北米の北東部に生育する樹で、「アメリカンブラッ クチェリー」とも呼ばれます。導管の並びが不規則な「散孔材」であり、木目は比較的おとなしく、緻密な 木肌を持ち、表面の仕上がりは艶やかでなめらかな肌触りとなります。肌触りも良いことから、フローリングに使われることも多いです。
この肌触りが良いのは、導管の太さで決まります。導管の並び方は、導管が年輪に沿って配置されている「環孔材」と、不規則な「散孔材」 で、環孔材は導管が太く、散孔材は細くなります。
チェリー材の場合は導管の細い散孔材の為、肌触りがスベスベになっています。また、気候や地盤の揺れなどに敏感で、生長過程での縮みなどが「さざなみ紋(リ ップルマーク)」と呼ばれる光沢があり、自然光や照明の光によりキラキラと輝きを増し、美しい特徴的な木目として現れることがあり、昼と夜では見せる表情が違います。
チェリー材は、樹液を多く含んでおり「ガムポケット」と呼ばれる黒い斑点が表れるのも大きな特徴の魅力で、特にブラックチェリー材には入りやすいです。
ブラックチェリーは経年変化も大きく、初めは白に近い淡い紅褐色のもの が、時間の経過につれ赤みがかった濃い紅褐色となり、艶も増して独特な風合いとなります。
この使い込むほどに風合いを増し、高級感のでる変化の仕方が多くの人を魅了し、愛され続けている理由のひとつとなっています。 まさに天然の樹の魅力が詰まっている樹種といえます。家具をご納品してすぐのタイミングではメープル材に少し赤みがかったとい った程度の色の濃さですが、直射日光が当たらない環境では1週間もしない うちに色味は赤く濃く、大きな変化をしていきます。
左が経年変化が進んだブラックチェリー材。
全く違う木に見えます。ここまでの経年変化があると月日が経つのが楽しみですね。
樹皮について
樹皮とは…?
樹木の表皮のこと。
樹皮(表皮)の内側にある〈形成層〉から形成される死んだ組織の集まりで、幹が太るのにつれて木の最も外側に押し出されると、内部とは遮断されて裂け目が生じ、やがて剥がれ落ちます。
木そのものを保護する役割も担っています。
思わず触りたくなるツルツルとした滑らかな樹皮もあれば、縦や横にペリペリ剥がれ落ちるものや、ウロコのように細かく部分的に剥がれるもの、深い裂け目が入ってゴツゴツした質感の樹皮など、木の種類によって見た目や質感、剥がれ方は大きく異なります。
ブラックチェリーの樹皮はこのような感じです。
樹皮が持つこの個性は、木の葉っぱが落ちている時期に樹種を判別するための有力な情報源です。
柔らかい雰囲気のあるブラックチェリー
経年変化を楽しみつつ温かみのある空間を作りたい方におススメです。
淡い木目が柔らかい雰囲気を作り出します。
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