ソファのお手入れ方法についてコラム|株式会社BRUNCH

COLUMN家具職人コラム

2022.10.18

コラム

ソファのお手入れ方法について

ファブリックソファ(布ソファ)のお手入れ、革ソファのお手入れ、クッション中材のお手入れ、それぞれにつきましてご紹介いたします!

ファブリックソファのお手入れ

日常のお手入れ

お手入れの基本はブラッシングです。柔らかいブラシを掛けつつ表面を軽くたたき、ほこりを浮かせてから掃除機で吸い取ってください。掃除機の口をブラシにしてお使いいただくと、カバーを傷めず、ほこりを取り除くことができます。

ファブリックソファの注意点

飲み物がこぼれるなどして汚れてしまった場合、ソファの仕様によって対処方法が異なりますので、ご注意ください。

カバーリングソファを汚してしまった場合

  • すぐにカバーを外し、洗面台などにぬるま湯をためて衣料用洗剤を混ぜ、汚れた部分だけを浸けて数時間おきます。時間が経ったのち、繊維を傷めないよう絞らずに陰干ししてください。天日干しすると色が変わってしまいますので、必ず陰干しにしてください。
  • カバー全体的に汚れが気になってきた場合、ウォッシャブルタイプのカバー以外は水を使う洗濯はせず、セキユ系ドライクリーニングに出してください。水を使って洗うとカバーが縮んでしまいますのでご注意ください。
  • ウォッシャブルカバーの場合は洗濯機による洗濯が可能ではありますが、縮む可能性もありますので手洗いがおすすめです。

張りぐるみソファを汚してしまった場合

  • すぐに乾いた布などで水分を吸い取り、別の布巾にぬるま湯で薄めた中性洗剤を含ませ、硬く絞ってから軽く叩くように汚れを拭き取ってください。こすると汚れが広がったり、摩擦で色落ちする場合がございますのでご注意ください。
  • 洗剤液が残らないように拭き取った後、自然乾燥させてください。
  • いずれのソファでも、アルコール・ベンジン・シンナー・除光液などの有機溶剤はシミの原因となりますので、使用しないでください。また、汚れがついてしまった場合は、すぐに拭き取るようにしてください。長時間経過すると汚れが取れなくなることがあります。

ファブリックソファを長持ちさせるには

  • ほこりや汚れを取り除いた清潔な状態でお使いください。
  • 週に1回程度、付着しているほこりをとるといった掃除をおこなってください。
  • 週に1回程度、クッションを叩いて空気を含ませてください。
  • ソファの上で飛んだり跳ねたりする行為は、クッションの劣化原因になります。
  • ソファを移動させる際に、カバーを無理に引っ張ると傷や破れ、ほつれの原因になりますので、ソファ全体を押して静かに移動させてください。

革ソファのお手入れ

日常のお手入れ

お手入れの基本は乾拭きです。乾いた柔らかな布で拭くことで、ほこりや汚れを取り除くとともに、磨くほどに革特有の素材感や輝き・光沢が増します。定期的なお手入れとして当店でも、メンテナンスオイルを使用し、日常的にお手入れをおこなっております。革に油分(栄養)と水分(保湿)を与えることで、ひび割れなどを防ぐことができます。

革ソファの注意点

  • 食べ物や飲み物などがこぼれて汚れがついてしまった場合は、すぐに拭きとってください。その際、水拭きではなく必ず乾拭きにしてください。また、汚れをこすって拭き取るのではなく、軽く叩くように拭きとってください。こすると摩擦が生じて傷が出来たり、色落ちが起こる場合がございます
  • オイルレザーやアニリン仕上げなど、染料で着色したタイプの革は、濡れたものや湿気を含むものを密着させた状態が続くと、色移りする場合がございます(ソファの色が白色に近いと衣服に色が着いてしまうケースや、デニムなどの濃い色の衣服から薄い色の革へ色移りするケースがあります)。その為、衣服が汗ばんでいる時やお風呂上がりのバスタオルを掛けるといった、湿り気が長時間革に付着する行為はお控えください。
  • 直射日光や湿気の多い環境は、ひび割れや変色の原因となりますのでご注意ください。

メンテナンスオイルを塗る手順

  1. 最初にソファ全体を乾拭きし、ほこりなどを取り除きます。
  2. きれいで柔らかい布にメンテナンスオイルを染み込ませ、革に塗り込んでいきます(ひっかき傷や毛羽立ちがある場合は、念入りに塗り込んでください)。
  3. ソファ全体に塗り終わったら一晩ほど乾かしてください。
当店ではメンテナンスオイルやレザーケアキットを販売しております。
レザーケアキット ¥6,600(税込み):スポンジ、布、汚れを落とす為のクリーナーと、革を保護する為のクリームがひとつになったお得なセットです。
メンテナンスオイル ¥4,400(税込み):革に栄養分を与え、保湿するためのオイルです。革の素材感を蘇らせ、輝き・光沢を出します。

革ソファを長持ちさせるには

  • 食べ物や飲み物などがこぼれて汚れがついてしまった場合は、すぐに拭きとってください。その際、水拭きではなく必ず乾拭きにしてください。また、汚れをこすって拭き取るのではなく、軽く叩くように拭きとってください。こすると摩擦が生じて傷が出来たり、色落ちが起こる場合がございます
  • オイルレザーやアニリン仕上げなど、染料で着色したタイプの革は、濡れたものや湿気を含むものを密着させた状態が続くと、色移りする場合がございます(ソファの色が白色に近いと衣服に色が着いてしまうケースや、デニムなどの濃い色の衣服から薄い色の革へ色移りするケースがあります)。その為、衣服が汗ばんでいる時やお風呂上がりのバスタオルを掛けるといった、湿り気が長時間革に付着する行為はお控えください。
  • 直射日光や湿気の多い環境は、ひび割れや変色の原因となりますのでご注意ください。

クッション中材のお手入れ

ウレタンフォームのクッション

ソファによって密度が高く硬いものを用いたり、密度が低く柔らかいものを用いたり、その両方を組み合わせたり…。座り心地を調整する為に、クッションの素材には様々な素材が使用されています。永久に劣化しない素材ではないため、いつかは「へたり」が生じてしまいますが、日常のお手入れとして、カバーを外してクッションの中身のみを天日干しすることで、へたりを防止することができます。

また、布団と同じように、天日干しをおこなったり、風通しの良い所に置くことでクッション内の湿気を逃がすことも効果があります。これらのお手入れは1~2ヶ月に一度くらいの頻度でおこなうことが好ましいです。

フェザー(羽毛)のクッション

フェザーは軽くて保湿性が高い素材で、身体を優しく包み込むようなしなやかでふっくらとした座り心地が特徴です。羽根と羽根の間には空気の層があり、やわらかく、しっとりとした掛け心地をつくり出してくれますが、この層がなくなってくると型崩れしてクッションがつぶれてきます。つぶれてきた場合は、クッションを軽くたたいて内部に空気を送り込むことで、羽根と羽根の間に空気の層を復元させ、元のふんわり感を取り戻すことができます。

また、時には羽毛布団のように日陰で干していただき、クッションを縦横から軽く押し付けた後で軽くたたいて空気を送り込むとより前述の効果が高く得られます。陰干しは3~4ヶ月に一度くらいを目安におこない、クッションをたたいて空気を送り込むことを日常的におこなっていただくとふんわりした座り心地を持続させられます。

シリコン綿(コットン)のクッション

シリコン綿はクッションとして適した膨らみ感や適度な反発力がある点、かつ軽量という点が特徴です。長く同じ向き・同じ姿勢・同じ位置に座って使用していくうちに綿が偏っていきます。その場合は、クッションカバーを外して中材を取り出し、マッサージするようにもみほぐすと偏りが解消され、元の膨らみを復元することができます。2~3ヶ月に一度、このようなクッション内部のお手入れをすると、特定の箇所だけの極端なへたりを防止することができます。

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