無垢材家具の乾燥にご注意ください
COLUMN家具職人コラム
2022.10.18
コラム
家具の乾燥にご注意ください
乾燥する時期は加湿器を使いましょう
家具をさわってみてカサつきを感じたときにはオイルを塗りましょう。年に一度くらいが目安です。時期としては乾燥が始まる秋口が最適です。
毎日の食後に水拭きをされている方は、2~3ヶ月に1回のお手入れをおすすめします。(毎日の水拭きによってオイル成分が徐々に失われていくため)
無垢材の性質について
無垢材の家具は、お部屋が乾燥している時に自らの中にある水分を空気中に出し、湿気が多い時には水分を吸収してくれます。人間が快適に感じる湿度に調整する性質が無垢材にはあるのです。
しかし、木は水分を出すと体積は小さくなり、取りこむと大きくなります。乾燥した室内の場合、木は自らの水分をどんどん外に出しますので、乾燥して収縮し「割れ」や「反り」が起こる場合があります。そういった危険性を減らしてくれるのが加湿器なのです。
加湿器を使用する季節はいつ?
基本的には、私たちの肌が乾燥を感じ始めた時に無垢材も乾燥するので、「肌が少し乾燥し始めてきたな」と感じたら加湿器をつけてあげて下さい。日本の冬は他の国に比べて特に乾燥が激しいので、秋口~冬にかけて使用をお勧めいたします。
※加湿器のスチームが直接家具にあたらないようにご注意ください。家具から2メートル前後離すことがお勧めです!
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