【2023年最新版】一枚板テーブルのおすすめ人気ランキング(樹種別)

COLUMN家具職人コラム

2023.09.15

テーブル

【2023年最新版】一枚板テーブルのおすすめ人気ランキング(樹種別)!【迫力・おしゃれ・重厚感!】8選

【2023年最新版】一枚板テーブルのおすすめと人気ランキング!

ダイニングテーブルの王様とも言える一枚板のテーブル。一切のつなぎ目がない、木の太さそのままの大迫力の一枚板は憧れるものの、どの木のが家に合うのかを選ぶのが大変!と、悩んでしまいます。

今回は、そんな一枚板ダイニングテーブルの選び方のポイントと、おすすめ天板を人気順にランキング形式でご紹介します。ナチュラルからラグジュアリーまで、モダンなお部屋、ミニマムでシンプルなお部屋など、選び方のポイントを押さえて、あなたのお部屋にぴったりの一枚を見つけてください。

ランキングは以下の4点を重視しています。
① 一枚板本来の高級感
② 割れや反りなど狂いの少なさ
③ 木自体の硬さ
④ 価格

ダイニングテーブル天板の木材は何がおすすめ?樹種や選び方を解説

一枚板のテーブルは、天板に使用する木材によって、その表情が大きく変わります。BRUNCHで人気の天板を樹種別に解説いたします。ぜひ、一枚板テーブル選びの参考にしてください。

NO.1 ブラックウォールナット(Black walnut)

文句なし。今も昔も不動の人気ナンバー1。

ウォールナット一枚板ブックマッチ

一枚板の流通量全体の約25% を占めると言われているウォールナットが第一位。家具用材としての歴史も古く世界三大銘木に数えられるその木目は緻密で繊細、ツヤと深みがあり、加工性もよく、寸法安定性もよいと、良いことづくめ。高級感、重厚感が目立つものの、じつは、他の樹種と非常に相性が良いという併せやすさがプロにも選ばれる大きな理由となります。黒色成分「タンニン」が揮発することにより、経年変化で色が明るくなる稀な木材です。

さらに詳しく→ウォールナットの家具についてはこちら

NO.2 モンキーポッド(Monkey pod)

新進気鋭の若手実力派。一枚板市場を席巻中。

「この木なんの木、気になる木」のCM でとても有名なモンキーポッド。CM のハワイではなく、原産は南米です。一枚板市場では比較的新人ではありますが、ツートーンの木目の可愛らしさや、「コーヒーにクリームを入れてひとかき回しした」と形容される縞模様を帯びた木目の美しさ、寸法安定性、なによりそのリーズナブルな価格と相まって、人気が爆発しました。一枚板業界に一石を投じる活躍をみせています。

さらに詳しく→モンキーポッドの魅力

NO.3 トチ – 栃の木(Tochinoki)

国産材がランクイン。杢の美しさに虜になる人多数。

買うつもりがなかったのに店頭で一目で虜になり、指名買いされる一枚板、と言えば、トチの一枚板、この一択です。「杢(もく)」と呼ばれる銘木に現れる特殊な模様の一種の「縮み杢(ちぢみもく)」という、オーロラや、ホログラムのような模様を持ちます。シルクのようになめらかで緻密な木目がネジれながら生育する特徴と合わさって奇跡的な美しさの杢ができます。ちなみにこの杢、写真では魅力が伝わりません。

NO.4 チーク(Teak wood)

某豪華客船に使用。宝石と呼ばれる希少な木

油分を多く含む特徴から水や虫に強い、世界三大銘木の一種です。高級家具材はもちろん、船の看板などにも使われる耐久性の高い希少な木です。時間の経過とともにロウ状の木製タール分を含む油分が表面に深みをもたらし、木材の宝石と呼ばれるほど美しい質感に育っていきます。近年伐採が禁止されている地域が増え、今後、入手が非常に困難になる可能性の高い樹種で、一枚板はさらに希少となることでしょう。

NO.5 マホガニー(Mahogany wood)

世界三大銘木の一角、楽器に多く使われる銘木

すでに伐採が禁止されているホンジュラスマホガニーや、絶滅しつつある本マホガニーと呼ばれるキューバンマホガニーなど希少性では他に譲らないマホガニーですが、東南アジアやアフリカなどの地域で植林も進んでおり、今後、(100年先かもしれませんが)増えることが期待される銘木です。楽器で使われるほどの寸法安定性、緻密さ、美しさを持つこの木を一枚板天板で使う贅沢なテーブルは至極の一台となります。

NO.6 ブラックチェリー(Black cherry)

経年変化を最速で楽しめる稀有な一枚

ダイニングテーブルとしては奥行きが800mm 以上必要な一枚板ですが、木の太さが600mm 程度と、太く育つことが稀であるブラックチェリーを一枚板で見つけたなら、かなりレアな出会いといえるでしょう。果物のアメリカンチェリーが生る木がこの木です。加工直後の明るい桃色の木肌が半年から徐々に変化していき、五年程度で深い赤褐色の光沢ある大変美しい木目に育ちます。

NO.7 ブビンガ(Bubinga)

アフリカ産材の一級銘木

アフリカの雄大な土地で育つ、直径3m、高さは30m にもなる、硬木では世界一と言われる巨木です。重く硬い質感と、テーブルにした際に眼前に広がる魅力的な木目、玉杢や縞模様などと相まって、大変人気の銘木です。いつまでも見とれてしまうラグジュアリーで圧巻の景色は時間を忘れてしまうほど。他にない高級感のある一枚板を探しているなら候補に入れたい一枚です。

NO.8 ケヤキ – 欅(Zelkova wood)

国産広葉樹では王様と呼ばれる一枚

日本人の嗜好に合致するその木目は純和風的ではありますが、不思議と現代的なお部屋にもしっくりと合う風情をも、持ち合わせています。家具はもちろん、和太鼓の胴に使われる欅。楽器に使われる木は総じて緻密で重く硬い均一な質感の木材が多いですが、寸法の安定性、なにより美しい木目は一枚板にぴったりです。近年大径木が減少し希少性は上がっているものの、落ち着いた流通量で探しやすい樹種と言えます。

一枚板ダイニングテーブルの選び方

一枚板の選び方のポイントをご紹介します。寸法から木の色など、樹種やサイズによってさまざまな特徴があるので、ライフスタイルに合わせて最適なものを探してみてください。

 ①耳付き板のしくみから選ぶ

一枚板は「耳付き板(みみつきいた)」の一種です。木の皮の部分を耳と呼び、耳の付いている板は「耳付き板」と呼ばれます。虫の害や風雪の影響がある耳付き板は大変貴重で価値のあるものですが、その風合いは見た人を一瞬で魅了する力を持っています。

耳付きの板のテーブルは、大きく3 つのタイプに分かれます。 各タイプご紹介しますので、その特徴を確認しておきましょう。

一枚板: つなぎ目のない、「木の太さ=奥行きサイズ」

木をスライスしただけの圧倒的な存在感のキングオブテーブルと呼べる一枚板です。木が立っていた風情をそのまま残し、味わいや質感、迫力は一番です。ただし、木の形そのままなので奥行き方向のサイズは慎重に選びましょう。厚みは40mm~70mm
程度とかなり厚めで、存在感抜群。置くだけで家の主役になります。

ブックマッチ: 本を開いたような、「木のヒラキ」

十分に太さが取れないタイプの木の場合、そのまま一枚板を製作するとテーブルにした際に奥行きが細いテーブルとなってしまいます。それを解決するのがブックマッチテーブル。アジの開きのように左右対称に切り開いたスタイリッシュな造形は、現代的なお部屋に似合います。また、一枚板の製作が難しい細い木でもテーブルが作れますので樹種の選択肢が広く、金額も一枚板と比べ、若干リーズナブルに製作できます。しかし製作工程が非常に難しく、製作には非常に腕の良い職人が必要になります。

耳付き接ぎ: 柔軟なサイズ対応、最も合わせやすい

複数枚の素材を張り合わせた「接ぎ(はぎ)テーブル」の端に耳のパーツをつけたのが耳付き接ぎテーブルです。幅方向はもちろん、奥行き方向までサイズを指定してオーダーできるサイズの柔軟性があります。ひとつひとつの部材は大きくない分、木目を揃えやすくなるので、比較的綺麗な木目を持ち、サイズの面でも樹種や木目の面でもご希望に添いやすい、お部屋に合わせやすいテーブルです。接ぎ合わせの枚数により金額に差がでます。接ぎ枚数が少ないほど高価になり、接ぎ枚数が多いほど安価となります。

 ②一枚板製作工程には各社大きな違いがあります。

樹齢数百年の木から作られる一枚板天板ですが、各社製造工程に大きな違いがあることはあまり知られていないと思います。本来一枚板は伐採後、店頭に並ぶまで本来概ね10年~20年の歳月の天然自然乾燥が必要です。(*ただし一枚板を安価で販売しているお店や保証期間が短いお店はこの工程を省いているのも特徴です)その工程を少しご案内します。

伐採、製材: 使用できる原木は1/100 程度

伐採した状態の原木(丸太の状態)を市場で買い付けますが、一枚板になるような90cm を超える太さのサイズとなると100 本に1 本くらいの割合。その後、一枚板になるように切り出します。表面に現れるわずかなサインから熟練の職人が見極め、切り出していきます。一本の原木より切り出される一枚板はわずか数枚。木の反りや割れ、加工を見越してなるべく大きくなるよう、厚めに切り出していきます。

乾燥: 一枚板加工の最大のキモ。10年~20年天然自然乾燥により板を選別しながら含水率を下げます。

製材が済んだ板を上の写真のように「天然自然乾燥」を屋外で10年~20年行います。ここで板の癖を見極めて→木材乾燥室「人工乾燥」という室内で木材を乾燥させます。木が含んでいる水分の割合、「含水率」70% 程度を「天然自然乾燥」により年月をかけつつ15~20% 程度まで落とし、数週間から数ヶ月の期間を使い「人工乾燥」の工程で10~13%
程度まで乾燥させます。この乾燥の工程が一枚板ができるまでの全工程中、最も重要な工程となり、ご納品後の反りや割れの確立が少なくなります。

仕上げ: 研磨、オイル塗装or ウレタン塗装

サンダーなどの機械と手削りを駆使し、表面をヤスリで研磨、オイル塗装またはウレタンで塗装仕上げます。この状態でやっと店頭に並び、お客様との運命的な出会いをじっと待ちます。

*チェックポイント
一枚板製作工程で乾燥が充分な場合は、オイル仕上げで展示している場合が多いです。
ウレタン塗装で展示している一枚板は、乾燥が不充分な場合が多いため、ウレタン塗装にて木そのものの呼吸を止めるよう加工している場合があります。一枚板の仕上げを購入時に選べるかを聞いてみるのもひとつです。

③サイズの選び方をチェック

毎日の使うテーブルは使いやすさも重要なポイントです。特に重要となるサイズ選びのポイントをまとめました。

ひとりのスペース: ゆったり、の最小値は?


ひとり分のスペース、幅750mm x 奥行き400mm が「ゆったりと使える」ベースのサイズとなります。

人数別テーブルサイズ: ひとり分 x 人数が基本


テーブルが一般的な4本脚の場合

4人掛け・・・幅1500mm、奥行き800mm ~
6人掛け・・・幅2100mm、奥行き900mm ~

※脚の形状や椅子のサイズに応じて、多少必要な数字は変化します。
※奥行きに関しては、立ち座りの際にチェアを動かすスペースが必要になります。お部屋のサイズとあわせてお選びください。

チェア別: 立ち座りに必要なスペース

肘なしチェア・・・550 ~ 600mm
肘ありチェア・・・700 ~ 750mm

ベンチに必要なテーブルからの距離・・・100mm

設置スペースがあまりとれない場合はベンチにすると、すっきりと収まります。 テーブルの脚が、2 本脚形状だと楽に出入りが行え、4 本脚形状の場合は、100mm よりもう少しスペースが必要になります。

動線にも注意: 人が通るスペースも必要

実際には700mm 程度の高さにテーブルの天板があるものの、上半身はテーブルの上を通れるためにそこまで窮屈なことは少ないですが、荷物を持ったまま、 例えば、洗濯物を持った状態で通ることが多い場合などでは考慮すると使いやすいでしょう。
これにテーブルの奥行きを加えた数字がダイニングセット使用する最低限のスペースになります。

以上のサイズを考慮しながら、テーブルの設置スペースから引き算をするとテーブルのサイズが決めやすくなります。

ただし、これはあくまでも目安のサイズであり、テーブルの脚の形状、取り付け位置、椅子のサイズなど組み合わせ次第、また、大切なのは、ひとりひとりの「暮らし方」などでも、テーブルのサイズは前後します。

→こちらのよくわかるテーブルの選び方を是非参考にしてください。

④天板下の力持ち。脚を「ちゃんと買い」する!

鉄製or 木製?: 鉄製の脚がトレンド傾向

ただ置くだけで存在感の大きい一枚板天板にはスリムな鉄脚がとてもよく似合います。もちろん、木製の脚を合わせてウッディに演出するのも◯、ですが、最近のトレンドでは、現代的なインテリアコーディネートで整えたお部屋にはスタイリッシュな鉄脚を合わせるのが人気です。また、強度や構造によって揺れに影響しますし、脚の形状によって合わせる椅子やテーブルの使いやすさが変化しますので、ご自身の生活動線や使用人数、ご来客の頻度、などを考慮し、見た目のデザインも併せて選ぶと良いでしょう。

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